【どちらが中小企業に合う?】コスト面から経理業務の正社員雇用と経理外注の違いをわかりやすく解説
はじめまして。さいたま市や埼玉県内の中小企業や個人事業主の方から「経理を正社員で雇用するべきか、それとも経理外注を活用した方が良いのか」とご相談を受けることが増えています。経理は会社経営に欠かせない業務ですが、採用・育成には時間とコストがかかり、また経理担当不在の状態が続くと、経営判断に必要な数字が把握できなくなるリスクもあります。
この記事では、正社員雇用と経理外注のコスト面の違いを中心に、メリット・デメリットを具体的に解説します。記事を読むことで、以下のことが分かります。
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経理正社員を雇用する場合にかかるコストとリスク
経理外注(経理代行・記帳代行・アウトソーシング)の費用相場と効果
中小企業や個人事業主がコスト削減・業務効率化を実現するための判断基準
さいたま・埼玉県で経理外注を利用する際の外注先選定のポイント
経営者や経理担当者の方で、コスト面から「正社員雇用と外注のどちらが自社に合うのか」を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。
正社員雇用と経理外注のどちらがコストを抑えられるのか?
経理業務を誰に任せるかを考える際、最も大きな判断基準のひとつが「コスト」です。正社員を雇う場合は人件費が発生し、外注する場合はサービス利用料が発生します。
中小企業や個人事業主にとっては、このコストが経営に直結します。では具体的に、正社員雇用と経理外注でどのような違いがあるのでしょうか。
経理正社員を雇用する場合のコスト
給与・社会保険料・福利厚生の負担
経理担当者を正社員で雇用する場合、毎月の給与だけでなく、社会保険料や交通費、賞与、退職金などのコストが発生します。
例えば、埼玉県内で経理経験3年以上の人材を雇うと、月額20〜25万円程度の給与が相場です。社会保険料や福利厚生を含めると、年間で約400万〜500万円程度のコストになることも珍しくありません。
採用・教育にかかるコスト
経理担当を新たに採用する場合、求人広告費や面接にかかる時間的コストも発生します。さらに入社後には教育・研修が必要で、即戦力が育つまでには時間がかかります。
経理担当不在のリスク
正社員一人に経理業務を任せていると、退職・病気・育休などで経理担当不在の期間が生じる可能性があります。その場合、経理が止まることで経営判断に遅れが出るリスクがあります。
経理外注(経理代行・記帳代行)を利用する場合のコスト
経理外注の費用相場
経理外注の料金は、依頼する業務範囲によって異なります。埼玉県内の税理士事務所や経理代行サービスの相場は以下の通りです。
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記帳代行のみ:月額1万円〜3万円程度
給与計算・振込代行を含む:月額3万円〜5万円程度
請求書発行や経理全般の代行:月額5万円〜10万円程度
つまり、正社員1人を雇用する年間400万円以上のコストと比べると、外注の場合は月数万円〜年間100万円程度で済むケースも多く、大幅なコスト削減が可能です。
クラウド会計ソフトの活用でさらに効率化
近年はクラウド会計ソフト(freee、マネーフォワード、弥生会計など)と経理外注を組み合わせることで、業務効率化を図る企業が増えています。領収書や請求書をスキャンするだけで自動仕訳され、経理代行業者とリアルタイムでデータ共有ができるため、経営判断もスピーディーになります。
経理外注のメリット
経理外注にはコスト削減以外にも、以下のようなメリットがあります。
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専門家による正確な処理でミスや不正リスクを低減できる
税制改正やインボイス制度など最新ルールに対応できる
社内の人的リソースをコア業務に集中できる
経理担当不在のリスクを回避できる
経理正社員雇用と経理外注の比較表
項目 | 正社員雇用 | 経理外注 |
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年間コスト | 約400万〜500万円 | 約20万〜100万円 |
柔軟性 | 担当者依存で変化に弱い | 外注範囲を調整可能 |
リスク | 担当者退職・不在 | 複数人の体制で継続可能 |
最新制度対応 | 自社で勉強が必要 | 専門家が常に対応 |
ノウハウ蓄積 | 社内に蓄積できる | 委託先に依存する部分あり |
さいたまで経理外注を検討する際の注意点
外注先選定のポイント
経理外注を利用する際には、以下の点を確認することが重要です。
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埼玉県内で中小企業や個人事業主の実績があるか
クラウド会計や最新制度に対応しているか
顧問税理士とスムーズに連携できる体制があるか
セキュリティ対策や情報管理の基準が明確か
特に「埼玉に拠点がある事務所」や「オンラインで柔軟に対応できる外注先」を選ぶと、安心して長期的に利用できます。
実体験:経理外注でコスト削減に成功した事例
さいたま市の製造業の中小企業では、経理正社員を雇用していた時期は年間450万円の人件費がかかっていました。しかし、経理外注とクラウド会計を導入した結果、年間コストは約120万円に抑えられ、毎月30万円以上のコスト削減を実現しました。浮いた資金は新規設備投資に回すことができ、売上拡大につながったという実例もあります。
まとめ
中小企業や個人事業主にとって、経理業務を正社員雇用にするか外注にするかは、コスト面で大きな違いがあります。正社員雇用は社内にノウハウを蓄積できる一方で、年間400万円以上のコストと人材リスクが発生します。経理外注は月額数万円から始められ、経理担当不在リスクを回避でき、最新制度にも対応できる点で優れています。
CWM経理アウトソーシングオフィスでは、経理代行サービスを始めとして、様々なサービスを行っております。
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