失敗しない! 請求管理代行サービスの選び方
請求管理代行サービスの選び方
業務を効率化する請求代行サービスですが、どこの会社に依頼するかをどのように決めればいいのでしょうか。次のポイントに重点を置いて選んでみましょう。
代行サービスを利用したい業務を確定させる
まずは、自社の請求管理業務の状況を把握する必要があります。一言で請求管理といっても、与信審査、請求書発行、入金管理、督促、代金回収などその中身は細かく分かれています。
どの業務を依頼したいのかを明確にする必要があります。
求める代行サービスを提供しているか
請求管理代行のサービスの内容も、代行サービス会社ごとに異なっています。
どのようなサービスを自社が求めているのかを明らかにしたうえで、それに合致したサービスを提供してくれる会社を選びましょう。
コスト
料金体系は代行サービス会社ごとに大きく異なります。
料金体系ごとに毎月、毎年発生する費用の見積もりをし、導入するサービスに対して最適な費用なのかどうかを検討していく必要があります。
請求管理代行サービスの料金相場
請求管理代行サービスといっても、その中身は細かく分かれており、代行サービス会社によって大きく異なるため、相場金額を出すことは難しいのですが、どういう基準で料金が決まるのかというパターンに分けて、大体の金額の目安をご説明いたします。
◆毎月の料金が固定であるパターン
契約時に代行する業務を決定し、その報酬として、毎月決まった料金を支払う方式です。契約した業務以外の業務を依頼する際には、契約の再締結、追加料金の支払いが必要となる場合があります。月額固定の場合、その業務の処理に対しての時間あたり、2,000~4,000円が相場となっていますが、依頼する業務によっては、この料金が前後する場合があります。
◆契約期間の長さによってひと月の料金が変わるパターン
「月30時間まで」「月15日まで」というように、月に働ける時間がいくつか定められており、それを選んで契約を締結する方式です。一般的に、期間が延びるほど料金が高くなります。代行業者に任せる仕事が多く時間内に終わらなかった際には、自社内で残った業務に取り組む必要がある場合があります。
◆従量課金(業務課金)
「請求書1通〇円」などと、単価や時給が設定されており、月の処理数や業務時間によって料金が変動する方式です。仕事量に応じて料金が発生・確定するため、支払いの過不足が発生しにくい点が挙げられます。月末にならないと料金が確定しないため、出費の見積もりがしにくい点がデメリットではありますが、請求管理業務を無駄なく全て外注できるということは、大きなメリットとなるはずです。
失敗しないために!注意するべきポイントとは?
☑サービス内容と料金を確認する
一番安いサービスを選んだ結果、求めていたサービスが受けられなかった、諸々のオプションを追加したら高くついた、Web サイトの情報だけで選ぶと、こんなことになりかねません。
Webサイト上では、最低価格が提示されている場合がほとんどです。契約前にしっかり打合せをして、サービス内容と料金を確認しましょう。
☑運営元を確認する
請求管理サービス自体は、無資格で経験がなくても提供できるサービスですが、経理書類の作成、請求書対応などは、専門知識が必要になる業務です。
会計事務所が運営元であれば、この点安心です。