請求管理代行サービス メリット&デメリット比較
請求管理代行とは
請求管理とは、取引の発生から代金回収までの一連の流れを管理する業務のことをいいます。そして、これを代行してくれるのが、請求管理代行サービスです。では、代行してもらう請求管理業務について、具体的にご説明します。
請求業務
請求業務とは、取引先に、提供した商品やサービスの代金の支払いを求めるために行うものです。
会社間の取引においては、先に注文を受けてサービスや商品を提供し、代金は後払いというのが一般的です。後払いの場合、決められた一定期間で発生した取引についてまとめて請求を行います。また、前回の請求で入金されていないものや繰越金があればそちらも併せて請求しますので、請求書作成の際には決められた期間に発生した取引や繰越金をすべて正しく抽出しなくてはなりません。
そして更に、作成した請求書をデータ送付、郵送等、決められた方法で取引先に送付するという作業も必要です。
入金確認・売掛金管理業務
請求した代金が、実際に入金されているかを確認し、情報を消し込みます。消し込みとは、入金予定期日と入金されるべき金額とを、実際の入金と見比べ、入金が確認できたものにチェックを行っていく作業のことです。取引先名や金額が異なる場合や、支払期日までに入金が確認できていない取引先には確認を行う必要もあります。
取引先と取引量が多いほど毎月の業務負担が大きくなるのが、請求管理業務です。社内の負担を軽減するために、アウトソーシングサービスを活用するというのも、一つの有効なやり方ですね。
請求管理代行のメリット
◆担当者の負担軽減
請求管理業務は工数が多くマンパワーを必要とする業務ですが、事業の生産性に直接的に関わるものではありません。
請求代行サービスを利用して、煩雑な請求管理業務を丸ごと代行してもらうことで、担当者は自社の売上・利益に直結するコア業務に集中しやすくなります。
◆ミスが減る
前述の通り、請求管理には多くの工数がかかります。多くの工数がかかるということは、それだけ、ミスが起きる可能性が大きくなるということです。請求書のミスは、最悪の場合、取引先からの信用を無くすなどといったことにつながりかねません。業務に慣れたプロに任せればミスが起きる可能性を減らすことができます。
請求管理代行のデメリット
□コストが継続的に発生する
請求管理代行サービスを利用しようとすれば、初期導入費用、取引ごとの手数料、毎月の固定費など、全ての請求業務を自社で遂行する時には発生しないコストが発生します。
導入するかどうかの判断のためには、請求代行サービスを導入することによって得られる手間や運用コストの削減効果を見極めるといいでしょう。