クラウド導入・運用サポートとは
クラウド会計とは
ここ数年、経理の効率化・事業の早期数値化の為のツールとして、クラウド会計が注目されています。
これまでは、パソコンにインストールした会計ソフトを起動し、請求書等をもとに作成した仕訳データを、ハードディスク上に保存して帳簿を作成するという流れが一般的でした。一方、クラウド会計では、従来パソコン上で行っていた会計処理をインターネットのクラウド上で処理・データ保管することにより、場所や端末(PC/ タブレット/ スマホ等)を選ばず、いつでも同じ情報にアクセスできるという会計ソフトです。
クラウド会計のメリット
それでは、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。
◆業務の効率化
クラウド会計を使うと、様々なデータを連携することができます。
・クレジットカード→クレジットカードのウェブ情報に連携し自動で取引を取得
・預金→ネットバンキングに連携し自動で取引を取得
・売上→ウェブで発行請求書を作成し自動で取引を取得
等、ウェブ上に存在するデータを活用して会計ソフトにつなげることで、会計入力という作業を大幅に削減できます。
◆税制改正への対応
正しく会計処理を行うには、ソフトが最新の税制改正に対応していることが必須です。
従来のパッケージ型会計ソフトでは、最新の税制改正に対応するために有償無償に関わらず更新作業が必要となります。それに対して、クラウド会計ソフトは自動で対応してくれているので安心です。
◆複数人がいつでもどこでもできる
クラウド会計では、インターネットがつながっていて、端末(PC/ タブレット/ スマホ等)さえあれば、いつでもどこでも作業を行ったり、確認したりすることができます。そのため、在宅での作業や複数人が一緒に会計処理の業務をすること、従業員が処理をしている途中に、経営者が試算表を確認することも可能になります。
◆バックオフィスの全体最適のきっかけになる
近年のクラウド会計は、会計のみにとどまらず請求書の発行や入金消込、経費精算、資料の保管まで、バックオフィス全体をインターネット上で管理できるよう設計されています。今まで、アナログで管理していた帳票類をインターネット上で管理する方法に移行することになるので、最初は、時間と労力がかかるのは事実ですが、クラウド会計を導入したことがきっかけでバックオフィス全体の見直しができれば工数削減が可能となります。
今まではExcelで作った請求書を見て会計ソフトに売上計上していたという広告制作業のお客様、クラウドツールを導入しデータを連携することで、時間短縮ができただけでなく売上の計上漏れも無くなったと喜んでいらっしゃいます。
◆早期試算表の把握が可能になる
会計業務の効率化で、まず得られるメリットは早期の経営状況把握です。早い段階で数字を知ることで目標と現状との差を早期に知ることができます。売上が目標に足りていない場合にはどうやって差を埋めるのかという戦略を検討するきっかけになりますし、経費が多くかかっていたら改善すべきポイントがわかり行動へ移すことができます。
クラウド導入・運用のハードル
このように、便利なクラウド会計ですが、中小企業におけるクラウド会計ソフトの利用率は14.5%なのが現状です。
なぜ、導入が難しいのでしょうか?
業務の流れが変わることに抵抗がある
クラウド会計ソフトを最大限活用するには、業務の流れから見直す必要があります。
現金取引を預金取引・クレジットカード取引に移行する、手書きの請求書発行をやめて、請求書のデジタル化をするなど、アナログ業務をデジタルに置き換えることで、クラウド会計ソフトの強みを活かせるようになり、それが効率化につながるのです。
しかし、既存の業務フローで問題が起きていない場合には、この業務フローを変えることに対して、経理担当や社員から反発があり、なかなか進まないということがあります。
立替経費清算の業務にクラウドツールを導入したお客様がいらっしゃいました。せっかく導入したのに、従業員が間違えるかもしれないからと、今までと同じ報告をしてもらって経理がチェックしているそうです。これでは、業務の効率化になっていませんね。
導入を支援してくれる人材がいない
クラウド会計ソフトの各メーカーは「誰でも簡単にできる」「すぐにできる」と謳っていますが、全ての人にあてはまる訳ではありません。
導入したものの正しい設定ができないまま決算が来てしまったなどという方もいらっしゃるようです。また、ツールをいれて設定だけしても、運用する体制ができていないと活用が進みません。操作が分からない時や設定を変えたい時、気軽に聞ける先が無いという不満もよく聞きます。中小企業だとITリテラシーが高く、業務改善意識の高い方の採用や育成が難しく、社長1人が頑張っても、活用がすすまないということがよくあるようです。
クラウド導入・運用サポートとは
クラウド導入サポートとはマネーフォワードクラウドの導入から初期設定まで、ストレスなくできるようにサポートしてもらえるサービスです。他の会計ソフトからのデータ移行や、ネットバンキング・クレジットカードの連携(同期)など自動化に必要な設定も行います。
また、担当者にクラウド会計ソフトの基本的な操作・取引発生時の登録方法などを知っていただく中で、随時必要とされるサービスを提供することで、クラウド会計ソフトを運用し、適正な会計処理ができるようにしていくのがクラウド運用サポートです。
更に、運用サポートとして、クラウド会計を活用したバックオフィス全体の効率化に一緒に取り組んでもらえるというサービスを提供しているところもあります。
このようなお悩みの方におすすめです
経理の効率化を考えている方、その手段としてクラウド会計に興味があるけど、何をしたらいいの分からない方は、クラウド導入・運用サービスの内容を聞いてみるのがいいでしょう。
既にクラウド会計ソフトを入れてはみたものの、設定が出来ずに諦めた方、使ってはいるけど効率化につながっていないと思っている方は、クラウド導入・運用サービスを活用してみることをお勧めします。
CWM経理アウトソーシングオフィスでは、無料相談を実施しております。毎日行う経理業務だからこそ、スムーズな導入によって負担を減らし、そのメリットを経理・経営に活かして頂きたいと考えております。まずはお気軽にご相談ください。